わっしょい( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。
世界一周のバックパッカーや夏の旅行先に絡めて参加しに行く人も多数!
日本人にとって1番有名な世界のお祭りといっても過言ではないでしょう!
そう!
\トマトを投げ合うトマト祭り🍅/
今回は情報がたくさん飛び交っているトマティーナなので、
あえて私からはこのお祭りの副作用をお伝えするとします!
みんな覚悟して聞いてよな!笑
目次
スペインの奇祭『ラ・トマティーナ』とは?
正式名称は『La Tomatina』
日本人にとっては「トマト祭り」や「トマト投げ祭り」の呼称で海外のお祭りの中でも知名度は群を抜いていますね!
日本のテレビでも毎年紹介されるほどとなりました!
トマティーナの開催日時
毎年8月最終水曜日に開催されます。
2019年8月28日
2020年8月26日
2021年8月25日
2022年8月31日
2023年8月30日
朝9時よりパロ・ハボンがスタートし、
トマトかけ合いは11時〜12時の約1時間になります。
トマティーナの開催場所
バレンシア州ブニョールという小さな村で行われます。
バレンシア駅から鉄道で40〜50分ほどの距離になります。
トマトを投げ合う場所はCall del cid通り(サンルイス通りからトラックがくるよ!)。
投げ合いが落ち着いたら下にくだってトマトの湖にダイブしよう〜!笑
トマティーナのルールは2つだけ
•落ちたトマトを”潰して投げ合う”
•開始11:00と終了12:00の号砲は必ず守ること!
ルールはこの2つだけ!
しっかり守って楽しみましょう〜!(^o^)/
過去の教訓でできた現在のお祭りスケジュール
トマト祭りは午前9時~「パロ・ハボン」という、
石鹸がたくさん塗りたくられいてぬるぬると滑りやすい仕様の電柱のような柱のてっぺんにあるハムを登り勝ち取る、という競技イベントからスタートされます。
頭良い人おしえてっ!
参加者はしがみ付きながらも石鹸の滑りでツルツルと滑り落ち、チャレンジャーたちが悪戦苦闘し、なかなかハムには行き着きません。www
このハムを勝ち取った者が出た時、トマト投げ祭りの開始の合図!!
ハム獲得者がでなかった場合は、11時の号砲で開始。
ハムがゲットされなくともトマト投げが強制スタートになります。
午前11時、サンルイス通りの奥からゆっくりと大量のトマトを積んだトラックが一台、二台と登場してきます。
そうしてトラックの荷台の上から次々とトマトが落とされて(投げられて)いきます。
トマトを積んだトラックに足をひかれないように注意してね!
トマティーナの歴史
由来は色々と諸説ありますが、住民同士の野菜を投げ合うほどの大ゲンカが発端というのが有力だと言われています。
過激すぎて過去2度の禁止令を出されたトマト祭り
1940年代からお祭りとして開催されているのですが、
年々過激になっていき、過去に2度トマト祭りは開催が中止になっています。
1度目は、1951年トマト投げが過激になりすぎたことが原因となり開催が禁止。
このブニョール市の判断に反対し、お祭りを強行しようとした人々が一斉逮捕されたり、
この行為にブニョールの住民からの猛抗議を受け、逮捕者の釈放に、翌年からの開催の決定を約束したそうです。
1957年、1度目と同じ理由で2度目のお祭り禁止令。笑笑
このとき「トマトの葬式」と題し、住民らが棺桶いっぱいにトマトを詰めて抗議したそう。
1959年、開始のタイミングやお祭りの前後にトマトを投げないことなど、現在のルールが誕生し、再び開催されることとなりました。
参加者は年々増加し、旅行会社がトマティーナに参加するためのツアーを組むなど、毎年5万人以上がお祭り当日に訪れるほど!国際的に代表するお祭りへと発展したね!
トマティーナをオススメしない理由その①
・チケット制の導入で参加料が取られることに!
1940年代から始まった、この収穫祭。
はじめはこのお祭り参加者が持ち寄って投げ合っていたトマトでしたが、1975年から次第に開催地のブニョールが用意するようになりました。
参加人数も次第に増えたため参加者を制限するため、2013年からトマト祭りは参加チケットを購入するシステムに変わりました。
ゴーグル付きやTシャツ付き、ブニョールへのシャトルバス付きなど様々な種類のチケットが4月からネット発売されてます。
入場料のみのチケットだと10ユーロ。
無料だったものが有料になる、というのは少し抵抗がありますよね。
前日夜の20時より現地にて発売されます♡
チケットはメールにて添付されてきたPDFファイルを、バレンシアのオフィスもしくはブニョールの特設ブースで見せ、リストバンドに交換するシステムです。
有料になったとはいえ現在も2万数千人の来場者がトマト祭りに参加しています!
トマティーナをオススメしない理由その②
・参加者はほとんど日本人
お祭りが有料になったため、地元スペイン人の参加率は減少し、参加者の多くはこの時期を目指し移動してきたバックパッカーたちや日本人旅行者になりつつあります。
確かに食べ物を粗末に扱う様なお祭りを日本で開催するのはとても難しいことですが、
日本から遠く離れたヨーロッパ圏のスペインまで来て、トマトを投げ合う周りのほとんどが同じ日本人という光景はどこか違和感を感じませんか?
トマティーナをオススメしない理由その③
・寒さとの闘い
トマトが始まる前に住民らからの水攻撃!これが結構地味に寒いんです!
ハイテンションな輩たちは「アグアー!(水ー!)」と言いながら冷水を浴びて大盛り上がり!ここで寒さに凍えてチーンとなっているのが多くの日本人。笑
朝一はまだまだ気温も高くないのでトマト開始まで普通に凍えます。
ただでさえ、前夜祭からの参加組は野宿で夜中から肌寒いおもいをしてますもんね。。
ハムがなかなか獲得されなければ約2時間凍えっぱなし!
トマティーナをオススメしない理由その④
・目ヤニ、湿疹、風邪のトリプルパンチ
トマト投げ開始直後からたくさんのトマトが空に飛び交います。
このお祭りで消費されるトマトはなんと160トン以上!お金に換算するとおおよそ3000万円以上のトマトが空を飛び交い足蹴にされているのです!
足元もあっという間に3000万円の真っ赤な海!
トマトは潰してから投げるというルールですが、テンション上がったせっかちさんみたいに潰さず投げる人や、潰しても固いままのトマト(食べてもクソ不味いトマト)が多いので、目元に当たると痛いんです。
よって、ゴーグルが一気に食い込みます。
あまりの熱気にゴーグルの中が曇ってしまったり、目への打撃から最終的にゴーグルを取って投げ合う人が大多数。
すると、あら不思議。
トマトが大量に目に入って、コンタクトの人は目の中がゴ〜ロゴロ、同時にトマトの汁でコンタクトが目の中をゆ〜らゆらと泳ぐ事態に・・・。
のちに大量の目ヤニが出てきて止まりません。
ものもらいになったかと思うくらいの大量の目ヤニと、ウサギのような真っ赤な目に大変身です。
目ヤニが落ち着いたかと思うと、身体全体湿疹に見舞われます。
お尻をボリボリ痒きながら寝ることに><
最後に1週間ほどは鼻水、咳、発熱などの症状が出てぐったりです。
前夜祭から参加するほとんどの人々が公園かどこかに野宿した影響もあるのか、トマト風邪に襲われる人は半数以上でした。
要するに
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
>人体への影響力がハンパないお祭り<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
トマティーナをオススメしない理由その⑤
・刺激が足りなくなる!
トマティーナに参加してからはもう、○○かけ祭りが大好きな身体になってしまいました。
ブニョールの人たちとの前夜祭での飲み交わし、余った当日券や家に泊めてもらえることもあったりなかったり(内緒♡)
知らない人たちとトマトを掛け合い、トマトを落としあったりしていると参加者たちの楽しさを追求する団結力、親切心、体感・共感を味わって終わったあとは恋しくなったりしました・・・。
終わってみて便利だった持ちもの
トマト投げを記録に残すならやはり
・防水カメラ!
・かかとストラップ付きのサンダル
しっかり固定できるストラップ付きがおすすめ!
・貴重品管理はジップロックが便利♡
そして
・目薬
・軟膏
・風邪薬
は必須だったぁぁああ~~~~!!!
ブニョールのおすすめホテル
【Casa Rural Castillo Buñol】
▶Casa Rural Castillo Buñolの予約はこちらから
☑︎一泊3500円ほど
☑︎トマト祭り会場が目と鼻の先!
☑︎前夜祭も思う存分たのしめる!
☑︎テラスからの眺め◎
トマト祭り以外のイベント情報
•泡パーティー…トマト祭り参加者お決まりの行動パターンとして、トマト祭り前後の週末はイビサ島の泡パーティーに参加する人が多いはず。
でも実はバレンシアでもビーチ沿いのクラブでデキるんですよ♡!
•パンプローナ…トマティーナの他にスペインで有名な牛追い祭り!大規模なものは毎年7月頭に開催されますが、
毎年トマト祭り前後の日程で早朝ミニ・パンプローナがマドリッド近郊で開催されます!
まとめ
以上、世界中のクレイジージャーニーたちに大人気のトマティーナの副作用をお届けしました!笑
ちなみにトマト祭り終了後は、
ブニョールの住民の方にホースを借りて水で洗うか、近くの川辺に行って洗い流します。
トマトが付いていなければ、濡れたままでも電車に乗車OKですよ〜!笑