Africa(アフリカのお祭り)

西アフリカのニジェールで行われる美男子コンテストがイケメンすぎる♡!

わっしょい(^o^)/
世界の珍しいお祭りを巡り続ける奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。

ちよ子
ちよ子
突然ですが、問題です。
この写真にうつっている民族は男性でしょうか?女性でしょうか?

正解は…
この写真の民族・・・

なんと男性なのですっ!!!どっひゃーーー🙌

今回は、このイケメンでおしゃれ軍団の部族達に萌えた奇祭を紹介します♡

遊牧民による遊牧するお祭り『GEREWOL・美男子コンテスト』とは

この婚活祭り、
なんと、、
遊牧民による遊牧するお祭りなのです!

お祭りって普通は、
開催日時、開催場所決まってますよね?

毎年日程が変わるお祭りでも、
大概日が近くなると発表されますよね??

このゲレウォールは数日間・数週間と移動し続ける、遊牧民による遊牧するお祭りのため、

開催日時、開催場所が不明なのであります!どーん

ちよ子
ちよ子
「今どこにイケメンがいるの!!?!」

イケメン情報を探し回って追いかけるのがとても苦労した、今まで経験したお祭りの中でも一番と言っていいほど、
大変なお祭りでした!/( ˆoˆ )\

ノララクダやノラ牛、ノラ馬ヤギ羊ロバ…などなどに囲まれてテント生活を続けながらボロロ族を追いかけた話や

野良ラクダたちと共に・・・

危険なエリアに突入するため生まれて初めてセキュリティを雇い、プレジデント並みに護衛され青空トイレまで付いて来られた話などなど!w

銃を無邪気に扱うマイセキュリティー

いつか雑記として過去の日記をUPしたいほど!
私の中で史上最高に濃厚で大冒険だったニジェールの旅でした。

いつかUPするので、私の冒険ぶりを笑って頂ければそのときは泣いて喜びます。

▶︎【マンガ】ニジェールの美男子コンテストってこんなかんじ!【裏話】

【美男子コンテスト】ゲレウォールの1日のスケジュール

このゲレウォールは遊牧民ボロロ族たちの出会いの場として行われる、
言わば遊牧民による婚活祭りになります。

動物のように雄が雌に美しい姿をアピールをするのがこのボロロ族にとっての常識。
世間では美男子コンテストと呼ばれています。

美男子コンテスト・ゲレウォールは昼・夕・夜の1日3回行われます。

時間帯は大体12:00、17:00、20:00です。

昼と夕は黄色のメイク、夜は真っ赤なメイクを施します。
(※移動先の地域、各エリアのボロロによってメイクは変わるかもしれません。)

木の枝で細かくツンツンツーン

5〜6人ごとのチームになり、前回の優勝者や過去出場者が現役選手をサポートする形で、

ファンデーションの塗り方やら髪型、装飾品を付けるのを手伝ったり、マネージャーがとても細かく細かく細かーーーく!
とにかく女の私がビフォー→アフターがわからないほど細かくチェックしていきます笑

羽根が長くて立派です!!!

なんか私よりも細かく丁寧に砂?粉?ファンデーションを塗ってるし、常に手鏡を持ち歩いてるし、美に対するこだわりがとにかく強く、意識が異常に高いのがそばにいると嫌でもわかるほど。

…そう、私よりも!笑

何度もキレイに編込みを直します
ちよ子
ちよ子
そんな美意識高い彼らが真剣にお化粧をしている横で遊んでしまってごめんなさい!

私も女子力がんばります!

夜は月明かりと焚き火の光を頼りメイクをし、炎がより真っ赤なメイクをした顔を際立たせていました。

夜は赤くメイク直し

ゲレウォールのボロロ族の移動ルート(ちよ子調べ)

完成はこちら💛

たくさんの日数をかけて、ボロロの情報収集に走り回りました。

適当に嘘をつかれることもあるので(海外あるある)日本人の私が伝える信ぴょう性の高い情報をシェアしますね。笑

まず9月雨季が明けた頃、ニジェール中部にあるAgadez(アガデス)から美男子コンテストはスタートします。

そこからTahoua(タウア),Abalak(アバラック)→Tillaberi→Diffaと南下していき、最後は首都のニアメに戻るようです。

日程的に、各週末にゲレウォールが行われていると思われます。

そしてお祭りの呼称ですが、
首都ニアメーの人たちは、Gerewol(ゲレウォール)のことを「Peul(ペル)」と呼んでいました。

ちよ子
ちよ子
どうやら“ゲレウォール”はボロロ語での呼び名のようで、
“ペル”は英語?フランス語?公用語呼びの様です。

首都圏の人にはゲレウォールと言ってもまったく伝わらないので、
ボロロ族情報集めをするときは「peul(ペル)」の名で地元の方に聞き込みをしてみましょう~!

美男子でおしゃれな遊牧民ボロロ族とは?

西アフリカに所在し、家畜と共に暮らす遊牧民のボロロ族。

日頃彼らは遊牧民として所々に散らばって離れて生活しています。

私の中で「遊牧民」といったらモンゴルのイメージが強く、ゲルみたいな家屋で生活しているのかと思っていたんですが…
実際はなんと私でも使い慣れてるテントな生活で笑撃でしたっ!

最近では部族も色々と生活スタイルが変わっていくんですねぇ。

良いテントだろ~

ボロロ族の男性は、どの方もみんな細身で長身。

髪型は毎日キレイに手入れする編み込みスタイルで、日中はパックをしてお肌のケアを怠らない!というほど美容やおしゃれに細かい部族。

美男子コンテストの時以外は薬草パックするぜ~

そしてボロロ族の女性はというと、
クールビューティーなリーゼントヘアなのが特徴です。

男女共、とてつもなくおしゃれなボロロ族。

まだそれほど多くのアフリカ諸国を行った訳ではありませんが、
こんなに色鮮やかな模様の入った生地に、アクセサリーなどの服に合わせる装飾品。

とてつもなくおしゃれとは思いませんか?

美男子コンテストの求愛ダンス♡変顔する訳

美男子コンテストはその名の通り、女性が男性を選ぶコンテスト形式になっております。

女性から選ばれなくてはならないボロロ族の男性は多くの装飾品に身を包み、
黄色や赤色などの粉末を顔に塗り、目や歯をなるべく大きく剥き出しにしながら
背伸びをするように身長の高さをアピールする求愛ダンスをします。

なんでも、
目や歯の白さが際立てば際立つほどイケメン♡なんだそうです。

メイクも白目部分と白い歯を目立たせ、大きな目に見える様に施されています。

要するにこの(私達からすると変な)顔が、イケメン要素を存分に表せられる顔ということなんでしょうね。笑

そのイケメン要素を存分に出している男性たちの目の前に女性が立ち、
仲介役のようなおじおばさんにコソコソと耳打ちをして誰が良いのかを投票するのです。

両手を合わせて、肩頬にあてお願いポーズをしながら男性を選ぶ姿がなんとも純粋で可愛いかったですっ♡

ニジェール共和国に行くために必要な準備

ボロロ族のいるニジェールへ入国するには、あらかじめVISAが必要になります。

ニジェールビザ取得に必要なもの
•イエローカード
•写真2枚
•パスポートコピー1枚
•渡航に向けての航空券Eチケットコピー1枚

ニジェールビザは、
日本のニジェール大使館で取得するか、モロッコのラバトもしくはフランスのパリにあるニジェール大使館のどちらかに申請することになります。

美男子たちを追いかけるために便利だった持ちもの

もちろん絶対的に必要なものは「たくさんの食料」です。(ガチ)
私の場合、パンや缶詰め類を多く持って行きました!

・野宿するためのテントもめちゃくちゃ使った!笑

他にも

・除菌シート
・トイレットペーパー

・バッテリー

そして猛暑の中の日本製品ギャッツビーは、
んもう、最高っでしたっ!

万が一困ったときは充電屋さんとタバコ屋さんはどこからともなくやってくるので安心してください。笑

ちよ子
ちよ子
…?現地の携帯でも圏外になるような場所なんですけど。なんでなん?笑

まとめ

以上、女性ではなく男性が着飾る文化の違いにとても衝撃を受けたボロロ族のお祭りでした。

今まで抱いていたイメージとは違った遊牧民ボロロ族と交流してみて、
危ない国だと言われているニジェール共和国でもシャイで優しい人々は存在することを改めて知りました。

自然に対して強く勇ましく、周りの人間に対しては柔らかい物腰で・・・素敵な民族に会えてとても嬉しかった!

ラジオでもボロロ族についてお話させてもらいました♡
ゲレウォールを追う道中の話や、ボロロ族から第2夫人への勧誘話、ニジェール話に興味がある方はぜひ聞いてみてください👇

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