Europe(ヨーロッパのお祭り)

南スペイン・アリカンテの火祭りは消火のプロによる水かけ祭りだった!

わっしょい( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。

スペインの火祭りといえば・・・
スペイン三大祭りのひとつ「サンホセ火祭り(Las Fallas)」が有名ですが、

皆さん「サンフアン火祭り」は知っていますか?

今回はサンホセ火祭りが終わった4ヶ月後に開催される、アリカンテのサンフアン火祭りを紹介します。
「行けなかった~!涙」という人はぜひチェックしてみてください!

夏の到来!アリカンテのサンフアン火祭りとは?

正式名称は『Las hogueras de San Juan』(サン・フアンの火祭り)

昔から南スペインのアリカンテでは、
一年で最も日が長くなる夏至に、「夏の到来をお祝いするために土地の産品を食べたり、夜は古い家具に火を焚いてその周りを踊り花火を打ち上げお祝いする」という賑やかな慣わしがありました。

1928年にその長く続いたその風習が正式にお祭りとして定められました。

サンフアン火祭りの開催日

毎年6月20〜24日の開催に固定されています。

毎日お昼頃から夜まで様々な演目があるので要チェック!
※スケジュール情報は市庁舎にあるツーリストインフォメーションでゲットしましょう!

サンフアン火祭りの開催場所

後ろにみえるのはサンタ・バルバラ城

アリカンテ市内の市庁舎前「Plaza de ayuntamiento」の前にはその年一番のオゲラスが置かれています!火祭りで一番の目玉です!

一番大きいオゲラスは市庁舎前

▼「Plaza de luceros」ではオゲラス以外にお昼の火薬ショーが大人気!

サンフアン火祭りのスケジュール


イベントは毎日お昼頃からチームごとに艷かやな伝統衣装を着飾り披露するパレードの他、守護聖母への献花やミサ、毎晩花火も打ち上げられます。
この時期は日没が22時頃と遅い時間まで明るいので子どもから大人まで昼夜問わず、地元の人は歩きながらも爆竹を鳴り響かせ朝まで歌って踊って飲み続けています♪

なかでも期間中に大人気なイベントが、
毎日14時から数分間行われる火薬や爆竹の実演ショー!

かなりの火薬の量を使い、鼓膜の危機を感じるほどの迫力なので耳栓はあったら嬉しいアイテムかもしれません。(ガチ)

人混みでの熱中症やスリには気をつけてください!

サンホセ火祭りとの違い

燃やしてしまうのがもったいなーい!

地域の人が1年かけて作り上げ、最終日に全て燃やしてしまうオゲラス(hogueras)という巨大な彫像。
特産のイチジクやコカ(パイ)などが食べれる「バラカ」というテナント小屋があちこちに配置されるのはサンフアン火祭りだけ!

熱気がヤバすぎる至近距離での鑑賞

バレンシアのサンホセ火祭り(Las Fallas) のほうがスペイン三大祭りのひとつとされ知名度も高いですが、
市庁舎前に置かれるメインのオゲラスの点火式は、サンホセ火祭りよりも圧倒的な至近距離で鑑賞することができます!

カメラのレンズも溶けるかと思うほど!最前列に陣取ったとしてもあまりの熱さで大勢の人が後ずさり!
花火と爆竹の音が耳に響き、巨大なオゲラスが燃え落ちていく姿を熱風とともに肌で感じることでしょう~!

※風向きによっては燃えているオゲラスから大量の灰が舞ってきます!
表面がつるっとしたポリエステル・ナイロンなどの化学繊維素材の服だと灰が付着しても跡に残らないのでおすすめです!

さいごは消防士による水かけ祭り

スペイン人はなにかと浴びたがりw

なにより個人的に一番の違うと思うのは、
_人人人人人人人人人人_
>消防士による水かけ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

イベントスケジュールの内容はバレンシアとほぼ同じでしたが、ここアリカンテでは燃やしたオゲラスを消火すると同時に、
消防士たちによって見物客にも水がかけられるバンヤ(banyá)と呼ばれるお決まりの流れがあるのです!!!

知らなかったので最悪な事態に・・・いや、最高なサプライズでした!(切り替えの心、大事)

まとめ


日中40度近くまで上がる気温、色彩豊かな伝統衣装を着た人々とテンションがあがる音楽や爆竹でボラッチョ(酔っ払い)達のアルコール温度がアガルアガル!!!

とんでもない熱気が街中にあふれかえります~!