わっしょい( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。
2018年ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の来訪神。
その中でなまはげに似ている来訪神が岩手にもいるらしいとのことで、
今回は岩手県で開催されている吉浜のスネカに行ってきました!
来訪神・吉浜のスネカとは?
【来訪神・スネカの特徴】
なまはげ同様に怠け者を脅したり戒めたりする風習👹異なる点は、イヌやウマなどの動物が鬼化した仮面と岩手特産のアワビの殻を腰に付けている。
血のりのついた出刃包丁を手にし、子どもの靴が見える俵を背負っている。
帰りは背を見せないように去るのが特徴。 pic.twitter.com/y077ghrQTU— 奇祭ハンター@1/29 サンクチュアリ出版イベント (@tailovene) January 15, 2020
スネカとは秋田のなまはげと同様に、怠け者を戒める行事になります。
家々をめぐり、五穀豊穣もたらしてくれるとも考えられています。
来訪神スネカの開催日時
毎年小正月の1月15日に開催に固定されています。
この日は岩手県全土でスネカが行われているそうです。(その中でも有名なのが今回の吉浜地域)
17:30前後にスネカ出発式が吉浜駅にて行われ、
18:00〜20:00の間、計12班(各2体)吉浜の集落の家々をスネカがまわります。
※一般カメラマンとして写真撮影など希望する場合は、16時に説明会とパスが駅隣の施設にて配られます。
説明会にてスネカが訪問する中で撮影許可が出されているお宅の案内がありますので許可が出されているお宅以外の撮影は控えましょう。
来訪神スネカの開催場所
開催場所は、岩手県大船渡市三陸町吉浜。
スネカは各集落の家々を巡る風習になります。
岩手県大船渡市は旧大船渡市と旧三陸町が合併してできた市で、その中の三陸町吉浜地区によく知られている伝統行事のようです。
撮影許可が出せれるお宅は毎年変わります。吉浜の人の感覚での徒歩10分は徒歩20~30分でした!迷子注意!笑
吉浜のスネカに向かう道中…。
街灯も少ないし迷子感がヤバくてこわかったぁ😫▼詳細はこちらのブログで!https://t.co/mP2qtppLxA pic.twitter.com/keQOutjGVx
— 奇祭ハンター@2/13から地球4周目スタート (@tailovene) February 6, 2020
スネカの特徴と風貌
他の鬼の形相の仮面を持つ来訪神(なまはげ)とは違い、イヌやウマの鬼神に近い独特の仮面をもつのスネカ。
地元特産のアワビの殻を腰に付け、ガラガラガラと音を立てて訪問するのが特徴です。
この音が聞こえてくると、スネカがやって来たことがわかるんだって!
手には血のりを付けた出刃包丁を持っていて、背中には俵のようなゴザを背負っているのですが、、そのゴザからは子どもの靴が見えるんだとか。
恐ろしい背景が垣間見えてしまう・・・ぴーーーー笑
スネカは絶対に背中を見せないという独特の動きがあるみたいで、
居間まで上がったあとも移動中のときも家を去るときも背中を見せないように後ずさりするそうです。(背中のモノを見せないように…??怖)
そんなスネカですが、なまはげと同様に悪い子を戒め脅すといった態度もしますが、
良い子にはしっかり褒めるという面もあります。
普段から良い子でいればなんの問題もないようですね!背中に入れられないように過ごしましょう~!!!笑
まとめ
以上、岩手の来訪神 吉浜のスネカの紹介でした!
スネカは先代から代々語り継いできた風習で、先輩のスネカの姿を間近で見て真似て受け継がれていくそうです。
山から降りてくる神々しい姿や迫力あるスネカを期待している人も多いかもしれませんが、撮影用に迫力ある大人スネカが2体いるのみで、現在のほとんどのスネカは中学生が担っています。
後世にしっかりと語り継いでいる素敵なお祭りだと思いました!
雪も残る厳しい寒さと床冷えがヤバいので暖かい恰好でお出かけください!