わっしょい( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。
今回ご紹介するのは『赤ちゃんジャンピング』
なんと響きがかわいいんでしょうかっ♡♡♡
目次
赤ちゃんジャンピングとは??
正式名称は『El Colacho(エルコラチョ)』
Baby Jumpping(赤ちゃんジャンピング)とも呼ばれている名の通り、
「マットレスに寝かされた1才未満の赤ちゃんの上を悪魔役がジャンプする」というお祭りです。
これは赤ちゃんにとっての邪気払い・悪魔祓いの伝統儀式として続いており、健康で健やかに育つことを願う、『神頼み』にちかいお祭りです。
スペイン🇪🇸エルコラチョ👶
開催日:2019年6月23日
開催場所:カストリージョ・デ・ムルシア聖体祭の一環で1620年から続いている村の伝統的な祭り。
赤ちゃんをマットレスにひき、悪魔役がその上を飛び越えていく。邪気が赤ちゃんを通り過ぎ
健康で健やかに育つことを願うという祭り。#奇祭情報 pic.twitter.com/SdWtdy0XCA— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) June 18, 2019
赤ちゃんジャンピング『El Colacho』の開催日時
開催日はカトリックの聖体祭の日に指定されていて、週末を挟んだ1週間ほどがお祭り週間となっています。
毎年6月20日以降の日曜日に開催されている模様で、
2020年は6月21日(日)が開催予定になります!
赤ちゃんジャンピング『El Colacho』の開催場所
赤ちゃんジャンピングは、スペイン北部にあるカストリージョ・デ・ムルシア(Castrillo de Murcia)という小さな村?で行われます。
お祭り会場である
カストリージョ・デ・ムルシアが
小さい町?村?すぎるから車で30分ほどのブルゴスに前乗りしました!さすがに拠点となるブルゴスの宿の人だったら赤ちゃんジャンピングのこと知ってるだろう〜〜〜🥳と思ったら、ぜんぜん知らなくてビビったよ😟🥺笑
— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) June 22, 2019
人口300人に満たない(地元の人いわく100人だとかww)ほどで、
徒歩5分程度で村一周もできちゃいました。。。笑
赤ちゃんジャンピング『El Colacho』の行き方
お祭り開催場所のカストリージョ・デ・ムルシアへは、
バスや電車などの公共機関が整っているブルゴス(Burgos)を拠点とすると良いでしょう。
毎年日曜日に開催されるエルコラチョだけど、
毎週日曜日だけブルゴス⇆ムルシア間のバスはお休みだから要注意🥺⚠️(月〜土はあり)行きはがんばってタクシー使ったけど
帰りは地元の人が終電に間に合うようにカーチェイスのごとく送ってくれたよ😭💖(生きててよかったー爆— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) June 23, 2019
ブルゴスからカストリージョ・デ・ムルシアまでは車で30分ほど。
平日と土曜の朝はバスが行き来しているようですが、毎年お祭りが行われる日曜日に限っては運休となります。。。
赤ちゃんジャンピング『El Colacho』のスケジュール
エルコラチョ当日は、朝から地元の踊りや演奏が行われています。
でも私が調べ上げられなかったお祭りのタイムスケジュールなどの細かな情報をスペイン語で探してくれて
情報ゲットできたよぉ〜〜っ!💪🏻スケジュールをプリントまでしてくれてmuchas gracias〜〜〜🥺💖💖
なんと赤ちゃんジャンピングは夕方の18時から開始されるようです…。
(おそくない?🥺 pic.twitter.com/jUNyGA5M3n— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) June 22, 2019
8:00〜,9:00〜,10:00〜 悪魔の行進
12:00に村中心部の教会でミサがスタート
13:30頃〜エルコラチョ伝統ワインと揚げパンがみんなに配られます♡
14:30〜,16:30〜,17:15〜 悪魔の行進
18:00〜
ついにメインの演目となる赤ちゃんジャンピングがスタート!!
19:00〜 伝統の歌や踊りが披露されます
悪魔の行進や赤ちゃんジャンピングは、
ピンク色の道になぞって行われるよっ!
赤ちゃんの上をジャンプするメインの演目の前には、
黄色と赤い縁どりの衣装を身に着けて、カスタネットとムチを持つ悪魔の行進「エル・コラーチョ」が先頭に立って村中を練り歩くパレードが1日に何何度も行われます。
結構これが楽しくてしょうがなかった☺️(M気質?爆#elcolacho pic.twitter.com/saGoYFThSk
— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) June 23, 2019
村の若者たちもエルコラチョを煽る煽るw
ムチを振り回しながらの悪魔との追いかけっこは、ガチで痛いけど今となっては楽しい思い出だよ!笑
赤ちゃんジャンピング『El Colacho』の由来
1620年頃から続いている、カストリージョ・デ・ムルシアの伝統的なお祭り。
中世ヨーロッパの頃は生まれたばかりの赤ちゃんが早死になることも珍しくなく、
病気などのすべての不幸の原因を悪魔のせいと考えていて、その存在を本気で信じていたんだとか。。
赤ちゃんが早死にならないように、本物の悪魔が来る前にニセモノの悪魔を通り過ぎるマネをさせようと考えた住民たちは、
黄色と赤色の縁取りの衣装を着て仮面をかぶるニセモノの悪魔と化した『エルコラチョ』をひょいっと赤ちゃんの上を飛び越えさせます。
「赤ちゃんに気づくことなく悪魔が通り過ぎて欲しい・・・」
そんな願いを込めた邪気払い・悪魔祓いの儀式として現在まで残っているようです。
メインの赤ちゃんジャンピングは
夕方まで焦らしに焦らしといて数秒で終わったよ😇😇😇中世ヨーロッパの頃は悪魔の存在を本気で信じていて、
赤ちゃんが早死にならないように
本物の悪魔が来る前にニセモノの悪魔を通り過ぎるマネをさせようと考えたんだって。👶💡 pic.twitter.com/aXPUMuhpfz— ちよ子/奇祭ハンター@トルコ🤼♂️ (@tailovene) 2019年6月24日
主役は赤ちゃんではなく悪魔『El Colacho』
黄色の衣装と奇妙なマスクをかぶった悪魔役『エルコラチョ』
手には大きいカスタネットのような木管楽器と、叩かれると容赦ない痛みがあるムチw
エルコラチョは何度も村中を練り歩く悪魔のパレードを行い、村の厄払いを担います。
エルコラチョの周りを囲む黒いマントの紳士(?)たちは、“アタバレーロ”と呼ばれる聖体の守護人のようです。最終尾で太鼓を鳴らすアタバレーロは、聖体の聖櫃(せいひつ)の存在を皆に知らしめる役割を担っているんだとか・・。
中世の教会にはなかなか認めてもらえなかったんだって笑
自粛ムードの時期もあったらしいっっw
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まとめ
以上、今回は赤ちゃんを想うとハラハラドキドキするスペインの厄除けの奇祭紹介でした!
本当に小さな村で和気あいあいと楽しむお祭り♡
お祭り中は村で作られたワインや採れた小麦パン、子羊のチーズなどが振舞われるので
お腹いっぱいの酔っ払いで良い気分〜🥴🍷になっちゃってください!笑