Fukuoka(福岡県のお祭り)

真っ白に塗りたくられる福岡のおしろい祭り

わっしょーーーい\( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。

またやってきました!福岡の奇祭〜〜っ!!

前回の真っ黒になる盆綱曳きとは真逆の
今回は真っ白で〜〜〜す!!!笑

“ちよ子”

全友人の中で一番身体張ってるみたいなので読んでくださいー!笑

おしろい祭りとは?

1703年に発行された筑前国続風土記に記されていることから、300年以上続く無病息災と豊作を願う福岡の奇習と言われています。

神社の宮司や氏子の顔に塗りたくられるっていうのが全国的にとても珍しいみたいで「杷木三大奇祭」と言われているそうです。
(他2つは「泥うち祭り」「鎮祭(チンザイ)」)

おしろい祭りの開催日時

毎年12月2日に固定され開催されます!

午後2時〜宮司によるお祓いと食事が提供され、
午後3時〜続々とおしろいが塗りたくられていきます!

おしろいはお粉ではなく水分の多いドロっとしたものなので垂れないように皆さん新聞持参!

“ちよ子”

皆さん尻ポケットに新聞を入れて競馬にきたみたいと思ってたけどなるほどね〜!と思いました!笑

その後は残ったごはんを藁に包み(藁苞)肩にぶら下げ各自帰路につきます。

おしろい祭りの開催場所

福岡県朝倉市にある大山祇神社で行われます。

福岡県朝倉市杷木大山527番

最寄駅は、JR久大本線 筑後大石駅。
そこから車で15分ほどの場所です。

大山祇神社への行き方

私のように遠方から「行きたい!」という方には2通りの行き方があります。

•電車とタクシー
博多駅から久留米駅で乗り換えて筑後大石駅へ。
筑後大石駅にはインフォセンターやタクシー停留所などはなく、タクシー会社に電話し迎えに来てもらいます。

電車:1500円
タクシー:1700円ほど。

•高速バスとタクシー
博多駅から高速バスで杷木へ。
杷木バス乗り場からタクシーに乗ります。

バス:1360円
タクシー:1200円ほど

“ちよ子”

車がないと結局はタクシーを使わなくてはいけない立地になります!

おしろい祭りの由来


大山祇神社で祀られている神様はその名の通り、山の神様と呼ばれています。
山の神様=女性の神様と信じられていて、
化粧をする=「おしろいをぬる」というのはここから始まったそうです。

山の神様にその年の豊作を感謝すると同時に、
おしろいの付き具合で来年も豊作かどうかを占う意味と五穀豊穣が祈られる意味があるそうです。

“ちよ子”

毎年参拝しておしろいを塗るともち肌になって長寿になると言われてるらしいよ〜♡

【材料】粉ではなくベッチョベチョ〜!

芸者や歌舞伎役者の方が使うおしろい粉(サラサラしてるやつ)ではなく・・・

新米(初穂)を粉にして水で溶いたもの(ベッチョベチョ)「しとぎ」を塗ります。

途中から日本酒で混ぜててワロタ〜

顔に塗られたおしろいは、家に帰るまで落としてはならず、
家で牛馬の飼料に混ぜて飲ませると“無病息災”になるといわれています。

“ちよ子”

こんなにベチョベチョでも時間が経つと乾燥してキレイにポロポロ落ちていきます🤘🏻
顔洗わなくても大丈夫でした!笑

(渇くとポロポロとキレイに落ちました!顔洗った訳ではないからセーフなはず…!)

まとめ

以上、ずっと気になっていた福岡の奇祭「おしろい祭り」でした!

開催場所の杷木大山地区は、
去年7月に九州豪雨で被災したひとつ。

まだ仮設住宅で暮らしている方もいて、
おしろいに使う新米を育てる神社の田んぼも土砂に埋まったまま開催が危ぶまれていました。

そんな大変な背景を感じられないほど、
お祭りでは皆さんの笑い声が響き渡っていて、
来年こその復興と豊作を私も願ってます。

今日のような笑顔で乗り越えていってほしいです。

また無病息災で来年も会いましょう〜!