Japan(日本のお祭り)

宮城の来訪神!米川の水かぶり【祝・ユネスコ無形文化遺産登録】

わっしょーーーい\( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡り続ける、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。

ブルガリアのクケリを終えてからの帰国。
寒さに痺れたのかと思っていた足が悪化し、こんな状態になってしまった…!!!

なんと原因は・・・・かなしくなるものでした。。

ブルガリアの寒さに比べたらなんのこれしきっ!

去年の2018年11月29日に念願かなってユネスコ無形文化遺産に登録された、日本の来訪神10のうちのひとつ。

“ちよ子”

今回は日本の「何これ?!」感満載の日本の奇祭・米川の水かぶりをご紹介します♡!!!

水かぶりとは?

この来訪神の水かぶりは簡単に言うと、
火伏せ祈願の神さまになります。

水かぶりは、米川五日町の男性が顔に煤(すす)を塗り、藁でできた装束を身に付けて来訪神に化身します。

来訪神に化身した水かぶりの一団は、「ホーウホーウ」と甲高い奇声を発しながら、

米川地区の各家々の前に用意された桶の中にある水を家に浴びせ掛け、火伏せ祈願をしていくのです。



一団に参加した男性で厄年の方は、厄払いにもなるそう。

米川の水かぶりはユネスコ無形文化遺産に登録された他、
日本の国指定重要無形民俗文化財でもあります。

水かぶりの開催日時

“ちよ子”

雪が降るほどの気温でめちゃ寒そう&かわいそう。。笑

毎年2月の初午の日に開催されます。

2019年は2月2日(土)9:30〜正午まで

水かぶり巡行は10:30の花火の合図とともに約1時間行われます。

水かぶりの開催場所・仙台からの行き方

開催の催事会場は、
法輪山大慈寺山門広場になります。

住所は宮城県登米市東和町米川字町下56

①仙台から登米市役所前まで
バス片道1400円、往復2400円
(降車時に車内で支払うスタイル)
所用時間は約1時間半

②登米市役所前から大慈寺催事会場まで
無料のシャトルバスが運行されます。
所要時間は約30分ほど

往路 復路
8:30
9:00
9:30
12:30

水かぶりのルート・スケジュール

午前8:00 水かぶり装束作成
水かぶり宿にて、一団が身につける藁の装束の準備が始まります。見学可。

午前9:30 ふるさと自慢市開店

なんと寒い日に嬉しい豚汁の無料提供や、登米市の食材を使用した飲食、土産品、水かぶりグッズの販売があります。
会場には他にも顔出しパネルや水かぶり仮装コーナーなどのフォトスポットも充実していましたよ!

ユネスコ登録記念イベント
登米市内から駆け付けた他3団体伝統芸能が披露されます。

■津山創作太鼓

祝い太鼓の演奏が披露されます。

■佐沼鹿踊り

仮面つながりで演舞の披露があります。

■横山火伏獅子舞

火伏つながりで演舞の披露があります。

午前10:10頃 オープニングセレモニー(開会式)

挨拶・祝辞や来賓の方々の紹介が行われます。
今回はユネスコ登録後はじめての開催だったため、皆お祝いムード一色の和やかで笑顔いっぱいの開会式でした^^

午前10:30 水かぶり宿出発

花火の合図とともに水かぶりの巡行は、
代々水かぶりの宿を務めている菅原家からスタートします。

水かぶり宿を出発後、一団は法輪山大慈寺・秋葉山大権現へ向かい参拝後、化身の儀式(火伏せ祈願)を行います。

諏訪森大慈寺跡でも参拝し、町の家々に火伏祈願の水をかけて回っていきます。
八幡神社、若草神社に参拝後、東隊・西隊と分かれて裏通りの家々の火伏せ祈願をし、
こうして約1時間かけて火伏せ祈願を終えた水かぶりの一団はさいご水かぶり宿(菅原家)に戻ります。

午前11:15 ユネスコ登録記念イベント②「伝統芸能共演会」

法輪山大慈寺では、伝統芸能の第2部が披露されます。

火伏せのお守り

“ちよ子”

まるで追い剥ぎに遭っているよう…これまたかわいそう笑

水かぶりが身に付けている藁は、火伏せのお守りとされていて持ち帰ろうと必死で藁を抜く観客が多いこと多いこと。笑

その藁は家の屋根の上に上げて、家の火伏せ守りとします。

水かぶり一団の復路の姿は、ほぼ裸になってしまってますね。。

まとめ

こんな「何これ?!」感満載のお祭りがあるなんて…っ!!!
日本も捨てたものじゃないですね!笑

仙台への日帰りが簡単なのが遠方組にとってはよかったです!

町の人々が無病息災で平和に過ごし、また来年元気に再会できますように♡