わっしょーーーい\( ˆoˆ )/
汚れるのがだいすき♡
世界のお祭りを巡り続ける、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。
日本の奇祭中の奇祭!
_人人人人人人人人人人_
> 宮古島のパーントゥ <
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をご紹介します。
👇パーントゥ・プナハの様子をまとめたYouTubeはこちらから👇
4年越しの想いをどうぞ受け取ってください♡笑
目次
宮古島の奇祭『パーントゥ・プナハ』とは?
いまから数百年前、島尻のクバナという海岸で黒と赤の仮面が漂着したそうです。
村人たちは、この仮面を海の向こうから訪れた来訪神として崇拝し、村の男性が仮面を被って集落内を駆け回ったことが由来とされています。
(泥はどこからやってきたん?w)
パーントゥはウガンバーリーという神事で、
鹿児島の悪石島・ボゼや甑島(こしきじま)のトシドンとおなじポリネシアやミクロネシアのお祭りと近いと言われています。
2018年11月にユネスコ無形文化遺産に正式に登録されました。
【速報!】
ずっと申請中だった日本の来訪神たちが
一斉にユネスコ無形文化遺産に登録されたよ\( ˆoˆ )/✨
意外に日本の祭りも行ってるからな😎ナマハゲなど「来訪神」、ユネスコ無形文化遺産登録へ (朝日新聞デジタル) – LINEアカウントメディア https://t.co/e7msJbCRY5 #linenews
— ちよ子🐖奇祭ハンター (@tailovene) 2018年10月24日
2019年は登録後初のお祭り!県外からの混雑が予想されます。
宮古島の奇祭・パーントゥの開催日時
毎年旧暦9月、旧盆の後の戌の日前後2日間開催され、
17:00〜20:00日没までの3時間ほど行われます。
2019年の戌の日は10月4日・16日・28日になります。
のでこの辺りでの開催が予想されています!
【ユネスコ無形文化遺産】
日本の来訪神の2019年の日程は…🥰1/1〜6 遊佐のアマハゲ
1/2 能登のアマメハギ
1/15 吉浜のスネカ
2/2 米川の水かぶり
2/8〜10 男鹿のなまはげ
2/9 見島のカセドリ
旧7/16 悪石鳥のボゼ
旧8/1,2 硫黄島のメンドン
旧9月 宮古島のパーントゥ
大晦日 甑島のトシドン pic.twitter.com/ewEE28LFVP— ちよ子🐖奇祭ハンター (@tailovene) 2019年1月1日
宮古島の奇祭・パーントゥの開催場所
もともと国の無形文化財に指定されているパーントゥは、平良島尻の『パーントゥプナハ』と上野野原の『サティパロウ』の二ヶ所の集落で行われています。
※上野野原での『サティパロウ』は旧暦12月の戌の日に、女性子どもが「ホーイホーイ」の呼びかけとともに集落を練り歩く厄除けの伝統行事。
今回の記事は、平良島尻の『パーントゥ・プナハ』についての詳細になりますが、
開催場所は島尻講売店(住所:沖縄県宮古島市平良島尻533)付近のエリアになります。
祈願祭パーントゥ・プナハの一日の流れ
パーントゥとは、”パーン”が『食べる』、”ピトゥ”が『人』という単語が訛り、宮古島の方言では、鬼や妖怪、鬼神を意味します。
“プナカ”は『祈願祭』の意味で、
“パーントゥ・プナカ”とは『パーントゥ神が現れる祈願祭』のこととなります。
お祭り前日は、集落内に魔物が入ってこないようにと結界を張る「スマッサリ」という行事が行われ、パーントゥが神聖な儀式なことが既にうかがえますね!
お祭り当日のパーントゥは、海で身を清めた後、全身にキャーンと呼ばれるつるくさ・シイノキカズラをまとい、マータと呼ばれるすすきを結んだものを頭に一本刺し、片手にはダンチクという植物で作った杖を、もう片手には仮面を手に持ち顔を隠します。
そしてかつて産湯にも使われた島尻のンマリガーと呼ばれる泉の底から取られる神聖な泥を顔以外の頭の先から足の先までの全身に塗り、
5人の女性神役(ミズマイ)にウバッタヌシバラ(拝所)で祈願してから集落に姿を表します。
泥を塗った親パーントゥ、中パーントゥ、子パーントゥの3体は、まず宗家にあたるムトゥを訪れ、ご挨拶とともに祝い酒を飲み交わします。
その後は、3体のパーントゥは四方八方に分かれ、島尻の集落を駆け回り、老若男女と無差別に泥を付けてまわるのです。
泥塗りの神様から泥を塗られることによって、一年間無病息災で過ごせると言われているのと、パーントゥは厄落としの神様とも呼ばれているので新居や新車の中にも入り、容赦無く泥まみれにして、厄を落とす、という笑
これこそが宮古島の古くからの慣わし、パーントゥ・プナハ!
じわじわじわじわ近づいていき、標的を定めたら猛ダッシュ!!!!!!!!!
泥のついたシイノキカズラなどを考えると約30キロの重さなんだとか。その重さが感じられないほど、次から次へと集落中を走り回ります!!
もちろん警察官やパトカーも厄落としの対象となりますよ笑
泥は強烈な臭気を放ち、数日取れないと言われていましたが、毎年参加している地元の人は、ここ近年は泥の匂いは少し軽減されたようだと言っておりました!
実際、私も厄年なので厄払いしてもらいましたが、自分の想像より臭いは気にならなかったです👇♡
こんなにも子どもの泣き声と悲鳴、大人たちの笑い声が歓声が島尻の集落中に響き渡り、パニック状態になる日は1年でこの日だけ♡!
悲鳴のあるところにパーントゥあり。
島尻の子どもたちは地域の人たちに守られて、明るく元気な子どもに育っていくんだろうなぁ♡と、ちょっとウルっと心温かくなりました。
薄暗くなってきた頃のパーントゥは、真っ黒で見つけにくいお化け屋敷感と、いきなり目の前に現れたりのサプライズが満載でした!
現在パーントゥが抱えている問題
現在パーントゥを悩ませているもの、それは理解のない観光客です。
パーントゥは島の小さな集落で行われるため、駐車場が充分にありません。
地元の自治会の方々が協力して交通整備をやっていますが、不法駐車が悩ましい問題となっているようです。
そして一番悩ましいのが、パーントゥで服を汚された、レンタカーを汚された、という苦情の多さ。
でも、
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
>”そういうお祭り”に来ているんですよっ!<
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近年汚されたことに腹を立ててパーントゥに暴力を振るったり、追いかけ回したりする観光客がいた様です。
そうした理解のない観光客のせいで、2017年は開催すら危ぶまれました。
そのためPR抑制に徹し、新聞で開催を知らせる発表もありませんでした。
大切な一つの伝統が外部の人によってなくなることはとても悲しく遺憾であります。
泥塗りの神様がくれる泥は、自分の厄を落としてくれるもの。
泥を塗られることにご利益があるものなのを忘れずに、どうか、地元の人への配慮とパーントゥへの敬意を持って、みんな笑顔で楽しみましょう〜〜〜っ!
な!?
ラジオとYouTube
👇パーントゥ・プナハについてお話したラジオはこちらから👇
ラジオの視聴はこちらをクリックっ♡
👇パーントゥ・プナハの様子をまとめたYouTubeはこちらから👇