わっしょい( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡り続ける、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。
2~3月のヨーロッパは各地カーニバルで大盛り上がりですね!
気付いた時には終わってたぁ~!という方におすすめなのが、ほとんどのカーニバル終了後に開催されるスイス最大のカーニバル『ファスナハト』です!
ほかのカーニバルと比べるとかなり不気味な第一印象でした!
目次
スイス最大のカーニバル『ファスナハト』とは
正式名称『Fasnacht (ファスナハト) 』
14世紀前から行われている歴史のあるファスナハト。
2017年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されたカーニバルでもあります!
ファスナハトの開催日時
毎年灰の水曜日の翌週月曜日から3日間。
ファスナハトは、モルゲンシュトライヒの幕開けから3日間、計72時間、昼夜ずっと続くお祭りです!
周辺諸国のカーニバルに比べると遅めの開催!
2020年は3月2日~4日開催予定!
▶キリスト教のイースターとか謝肉祭ってどんな意味?カーニバルの由来とおすすめカーニバル4選!
ファスナハトの開催場所
スイス北西部にある町、バーゼルで行われます。
大聖堂広場(Münsterplatz)やマルクト広場(Marktplatz)が中心となります。
▼カーニバルスタート時におさえておきたい大聖堂広場
ここが違う!午前4時に始まるカーニバル
このバーゼルのカーニバルは何が他と違うって…!
お祭り開始時間が早朝4時から!
モルゲンシュトライヒ(Morgestraich) と呼ばれる、薄暗闇の中でのパレードがこのカーニバルのメインとも言われています。
まだ日の入り前の薄暗い中、4時を告げる大きな鐘の音とともに町の街灯も数分前に待機していたマクドナルドのお店の電気までも。
町全体が停電したようにあらゆる町の光が一気に消灯され、真っ暗になった最中。
聞こえてくる奇妙な笛の音色。ぽわーんとオレンジ色に灯るランタンの行列がだんだんと見えてきます。
薄暗い中見えてきた仮面は、なんともまぁ可愛くない、
むしろ夜中一人でトイレ行けなくなるようなホラー感漂わせる仮面たちで、
わざと半音ずらした、実にしっくりこない気味の悪い笛のメロディーと小太鼓のリズムで行進してくるのです。
この瞬間から3日間、この町は寝ることなくカーニバルが続くこととなります!
夜通し続くカーニバル
夜は日中練り歩いてきた灯篭たちが集められライトアップされます!
毎年社会問題になっているものを皮肉交えたメッセージを付け描かれているそうです。
去年はポケモンGOが登場していたとか笑
最終日の夜はグッゲ(Gugge)と呼ばれる音楽隊によるコンサートやライブパフォーマンスが行われるなど、1年でこの3日間だけは地元スイス人も羽目を外して賑やかに騒々しく過ごすのです。
バーセル公式キャラクター『ヴァッギス』
町中で良く見かけるキャラクター 『ヴァッギス(Waggis)』
「鼻の大きさが僕のトレードマークさ!」って感じの不気味だけど憎めない、とてもいたずらっ子なキャラクターです笑
ヴァッキスが現れると、いつだってアスファルトが見えなくなるほどの真っ白な紙吹雪。
カーニバルが始まる前に用意するものは一つだけ!
「ブラゲッデ(Blaggedde)」 というバッチです!
バーゼルのカーニバルは、チームごとそれぞれが政治や社会の時事問題を掲げてテーマに合わせた灯篭や衣装を身につけ、奇妙な音を奏でる笛はもちろん、サックスや小太鼓、ドラムなどを演奏しながら町中を練り歩くのが特徴です。
日中はパレードの他にも山車が出ます!
その山車からは果物や野菜、お花にキャンディーなどお菓子がたくさん投げ散らかされるんです!笑
「欲しいーっ!」と思いますよね?笑
しかしリゾッタータと同じ感覚になってはダメですよっ!
実はブラゲッデを用意しないとなかなかゲットできない仕組みになっています。
バッチの種類はビジュ・金・銀・銅の4種類あり、それぞれバッチの種類によって価格も異なりますが、バッジの色やバッジ自体があるないでかなりカーニバルでの待遇が変わってくるんですよ!!!
バッジを付けてる時は、山車からわざわざ手渡しでオレンジをくれたりお花をくれたり
とても優遇されますが、
バッジを付けてない時なんて・・・お菓子くれないどころか突然後ろから桶まるまるに入った紙吹雪(コンフェティ)を頭からかけられるというイタズラをされたり。
まるでイジメっ!笑
夜道でのいたずらは超こわいサプライズでした!涙
こんなように結構重要な役割のバッジは、記念としても購入をお勧めします。
毎年デザインも変わるのでコレクターは必見です!笑
このバッジはキオスクや駅などにいる売り子から買うシステムで、ファスナハト実行会への寄付の一つとなるそうです。
カーニバル終了後、ホテルに戻って服を脱いだ後がこちらです♡笑
紙吹雪などが引っかかってくっつくようなニット生地はコートの下でもお勧めしません!!!笑
周辺諸国のヨーロッパとは一味もふた味も違いすぎる、スイスのカーニバル♡
夜更かし覚悟で遊びに行ってはいかがですか?^^