CentralAmerica(中米のお祭り)

【リメンバーミー】街中がドクロだらけ!死を恐れないメキシコの死者の日♡

わっしょーーーい\( ˆoˆ )/
世界のお祭りを巡る、奇祭ハンターのちよ子(@tailovene)です。

2018年の春ディズニー映画で大ヒットした
『リメンバー・ミー』

出典:http://www.disney.co.jp/movie.html

なんとこのディズニー映画は、
メキシコの『死者の日』が舞台になっているんです♡!

この死者の日は、
アメリカでいう”ハロウィン”、
日本でいう”お盆”のようなお祭り・・・

というと簡単ですが、

とーっても奥が深くて最高にステキなお祭りなので皆さんに是非ご紹介したいっ♡!

メキシコの死者の日『Dia De Los Muertos』とは

2003年にユネスコ無形文化遺産に登録もされた
メキシコの伝統行事、
『死者の日』

正式名称は
『Dia De Los Muertos』
(ディア・デ・ロス・ムエルトス)

ちよ子

この日はメキシコ人にとって死者が帰ってくる日とされていて、家族で集まるとても重要な日になります。

死者の日の開催日時


死者の日は毎年11月1,2日に開催されます。

1日は子どもの魂が帰ってくる日
「Dia de los Angelitos」(小さな天使の日)、

そして2日は大人の魂が帰ってくるとされています。

ちよ子

日本のお盆と同様に
メキシコ人もこの時期に合わせてあちこちと帰省します。
※バスなどの移動の予約は、若干注意です!笑

死者の日をどこで過ごす?

死者の日はメキシコ全土で行われています。
その中でも行事イベントのあるおすすめの開催場所は2つ。

メキシコシティーのパレード


首都のメキシコシティーのパレードは必見です!

死者の日前の週末に、
数10万人もの人が集まる大規模のパレードが行われます。
この大掛かりで派手な山車が見れるのはメキシコシティーだけ!

お盆ということもあって比較的に静かにまったりと過ごす死者の日ですが、
シティーのパレードはスカルメイクの人たちがここぞとばかりに街に溢れかえり盛り上がります💀♡

※メキシコシティーのパレードは、
死者の日前の週末、独立記念塔からソカロ(約5km)にかけて練り歩きます。

パレード中のイケメンに一目惚れ!
思わず駆け寄って写真撮ってもらっちゃいました♡笑

伝統あるオアハカの墓地

死者の日といえば、現在も先住民族が暮らし
昔ながらの風習が残っていると言われている
オアハカが有名です。

なんといってもお墓の装飾がスンバラシイっ!
ぜひ現地ツアーに参加するか車をチャーターして
オアハカ郊外にあるお墓スポットを巡ってください!!

オアハカの有名墓地スポット
①サンミゲル共同墓地(San MIguel en la Ciudad)
②ホホコトラン共同墓地(en Santa Cruz Xoxocotlan)
③サンフェリペ共同墓地(Panteon De San Felipe)
④エトラ谷方面のアツォンパ(Atzompa)

マリーゴールド畑に行ってみよう!

死者の日に欠かせないお花!
マリーゴールド畑は、
個人的に死者の日前にぜひ訪れてほしい場所です!

夏はひまわり畑🌻
秋はマリーゴールド畑🏵

“お祭りに関することなら何でも知りたいっ!欲求”が
国中のマリーゴールドの花とともに溢れ出てしまったので探しに探しました!笑

そして行き着いた先はメキシコシティからバスで2時間ほどの、
プエブラ(Puebla)郊外のチョルーラ(Cholula)という町にマリーゴールド畑を発見っ!!

スペインのひまわり畑が鑑賞されていない様に、
メキシコのマリーゴールド畑も現地人にとっては立ち止まることない素通りポイント。

期待通りのオレンジ色のボンボンたちが、
蜂さんと共に出迎えてくれてまさに絶景でした🏵🐝

ちよ子

ぜひ死者の日に向けて、
全てマリーゴールドが刈られてしまう前に訪れてみて!

死者の日の歴史


出典:https://www.atlasobscura.com/articles/morbid-monday-la-santa-muerte-2

起源は500年前に滅びたアステカ文明時、
毎年夏の1ヶ月間、アステカ神話の女神・ミクトランシワトル(Mictlantecihuatl)を祭礼行事が行われていました。

ミクトランシワトルは死者の骨を見守り、
死者の祭典をとり行う女神であり、
別名は死の夫人と呼ばれているそうです。

もともとあったインディヘナの死生観や宗教観と
あとから侵攻してきたスペイン人のカトリック教の聖徒の日(11/1)とまざり、
少しずつかたちを変えて現在の死者の日となったそうです。

死者の日にかかせないもの

オフレンダ(Ofenda)


オフレンダとは、死者に捧げものをするための祭壇になります。

街のセントロや建物の中でもよく見かけるオフレンダは、
ガイコツのオブジェやマリーゴールドを始め、
写真や食べもの、故人の好きだったもの、
色とりどりの切り絵飾り
”パペルピカド(papelpicado)”などの装飾が飾られています。

出典:http://www.disney.co.jp/movie.html
ちよ子

ディズニー最新映画『リメンバー・ミー』でも
このオフレンダがどれだけ大事なものか重要さが強く伝えられていますよね!

マリーゴールド(Marigold)


マリーゴールドの花は死者をオフレンダまで連れてきてくれるという言い伝えがあり、
死者の日週間では町中至る所にマリーゴールドの花々を見かけます。

死者の日にマリーゴールドはかかせないのです!

マリーゴールドを上手に使ったファッションはさすが♪

パン(El pan de muerto)


死者の日のパンとして町中で見かけることが多い、
かなりシュールなエル・パン・デ・ムエルト
初めて見たとき心がザワザワしました。笑

昔、原住民には生け贄の心臓を
アマラント(ヒユ)と一緒に煮込んで食べるという慣習があったそうで、
さすがに侵略してきたスペイン人もこの風習のヤバさを感じたのか、パンに落ち着いたそうですね。。笑

死者の日パンの由来を聞いてからも心がザワザワしたと思いますが、
パンは意外とふわふわしていて柑橘系がほのかに香ってくる優しい味でした!笑

ちよ子

オアハカ地域ではホットチョコレートドリンクと一緒に頂くのが主流なのでぜひ試してみてくださいね♡

ガイコツメイク(Make up)


町中のみんながやってるガイコツメイク!
メキシコでのハロウィンメイクはみんなガイコツに統一してます!
路上や公園、町の中心部にメイクをしてくれる人多数いるのでぜひ本場の方にやってもらってくださいっ♡

出典:http://www.disney.co.jp/movie.html

映画をよく見ると『リメンバー・ミー』内でも
色んなメイクがされているので要チェックです♡

地元の人から「もっとこうしたら〜?」と茶々を…
いやアドバイスをもらったりとお祭り期間中は町中が和やかなムードで気分もルンルン♪

自分の好きな色のスペイン語だけ
頭の片隅にでも入れとけば完璧かと思います♡!

半顔メイクはこんなかんじ♡

死は決して怖いものではない

死は怖いものではないんだよ。
誰にだってやってくるものなの。
恐れるのではなく、
みんなで明るく受け入れていこうよ。


そんなメキシコ人の想いからか、
こんなに怖くない墓地は初めてでした。

オレンジ色に灯るキャンドルが心に安堵を与えてくれて、穏やかで楽しそうにお墓を囲って家族団らんしている姿が印象的。
墓地全体を見入ってしまうほどでした。

こんな雰囲気で死者を迎え入れるメキシコ文化にとても魅了されてしまい、
帰国後に祖母のお墓をマリーゴールドでデコろうとしたら父親に全力で止められてしまいました🥺

これは父を現地に連れて行きプレゼンする価値がありますね!私の今後の課題です!w

死者の日におすすめな宿泊ホテル

オアハカのホステルでおすすめなのが、
チョコレート工場が併設されているチョコレートポサダ!

甘〜いチョコレートの香りが充満していて
女子は好きかも♡!!!

☑︎WiFi◯
☑︎24時間フロント
☑︎レストラン・カフェ併設
(ホットチョコレートはぜひ♡)
☑︎共同シャワー・トイレはちょっと汚いかも…

ホテル チョコレート ポサダをBooking.comで詳細を見る

ディズニー映画『リメンバー・ミー』

今回ご紹介した『リメンバー・ミー』
これはまさに”家族に会いたくなる映画”

旅が終わったまさにいま!
家族との時間を改めて大切にしたい。と思える映画でした。
いつか一緒に死者の日に行きたいなぁ〜♡


「もっともっとメキシコについて知りたいっ!」という方は
メキシコオタクのメキシコマニアによる
メキシコのインスタ映えスポットや観光・治安情報など最新情報が満載の
VIVA!MEXICOを要チェック♡